エアコンの配管テープの種類や巻き方は配管の劣化速度に影響する
エアコンの配管テープ巻き仕上げとカバー施工
エアコンの配管は「化粧テープ巻き」で仕上げる方法と「配管カバー」で仕上げる方法があります(ラッキングもありますがここでは省きます)。
施主のお客様から特に注文がない場合には標準施工であるテープ巻き仕上げとなり、見た目等の観点から配管カバーを希望される場合にはカバーを施工します(別途費用)。稀に「カバーはつけなくちゃいけない」「標準施工の範囲だから追加費用はかからない」などと思われている方もいますがそれは誤解です。テープ巻き仕上げでもエアコンは効きますし、配管カバーはオプション工事なので追加費用もかかります。

配管とテープが劣化する原因
室外の配管が化粧テープ巻きで施工されている場合には、環境の影響を受けやすいため劣化が進みます。
紫外線や雨
化粧テープは紫外線や雨、直射日光などの影響を受けると劣化しボロボロになっていきます。化粧テープがボロボロになると次は配管断熱材が劣化し冷媒ガスが通る銅管が剥き出しになることもあります。銅管が剥き出しになるとエアコンの熱交換効率が著しく落ちるためエアコンが効かない、無駄な電気代がかかるという問題が生じてしまうので早急な修理をした方がいいでしょう。
なお、特殊な設置環境でなければ配管の断熱材まで劣化するのには5年以上〜10年くらいかかると思いますが、その時にはエアコン自体の寿命もきている可能性がありますのでエアコンの買い替えの検討をしてもいいかもしれません。

テープの種類による違い
使用されている化粧テープが粘着性か非粘着性かによっても劣化速度が違います。
結論から言うと粘着性の方が長持ちします。しかし施工性や価格の問題もあり、どちらを使うかは職人さんによって変わりますし、施主であるお客様が選択できるところでもありません。一説によると東日本では非粘着、西日本では粘着の化粧テープが使われることが多いらしいです。
テープの巻き方による影響
屋外でテープを使用する場合には雨の侵入を防ぐために配管の下から上に向かって巻くのが基本です。上から下に巻くとテープとテープの隙間に雨が入り配管の劣化やカビ・苔の発生の原因となることがあります。


DIYで修理も可能
配管に巻かれているテープがまだボロボロになっていない場合でも触ってみてポロポロと崩れるようであればもうかなり劣化しているサインですのでテープの巻き直しをした方がいいでしょう。高所作業など危険な作業が伴わなければDIYで修理できます(業者に頼むと5000円くらい?かかります)。
粘着性、非粘着問わずホームセンター等でも1つ200円程度で購入できます。非粘着テープは狭いところで作業しやすかったり、綺麗に巻けなくてもやり直しできるので初心者にはおすすめ。
配管の下から上に向かってテープの重なりが1〜2cmくらい重なるように巻いていけば綺麗かつテープの無駄なく仕上げられます。まとめ
屋外の配管が化粧テープ巻きで仕上げられている場合には紫外線や雨等の影響、テープの種類、業者さんの仕上げ方次第で劣化し、そのまま放置しておくと最悪の場合エアコンの効きまで影響が出てしまうことがあります。
テープが劣化したらDIYでも修理可能です。もちろん業者さんに修理を依頼することもできるので「自分でできない」「高所作業が必要で自分にはできない」などの時には相談してみましょう。
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