エアコン取り付け工事に関する一問一答
一問一答
標準工事ってなに?
一般的なエアコン工事内容です。 [配管長4m以内、室外機床または大地置設置、高所作業なし、3.8kw以下(※1)、配管はテープ巻仕上げ]といった内容です。
配管が4mを超える場合や室外機の特殊設置の場合には追加費用が必要となります。
※1:業者により標準工事内のエアコン容量(kw)は異なりますので確認を。
真空引きってなに?
エアコン設置作業の最後に行う大事な作業です。
室内機と室外機をつないだ配管内部の空気(水分)を除去し、配管内部を真空状態にする作業です。超低温の冷媒ガスと空気中の水分が反応し氷となり室外機故障の原因となる場合があるため、エアコン設置時に業者は必ず行う義務があります。
賃貸住宅で配管穴が開けられない。対処法ある?
窓に設置するエアコンがあります。
ウインド(窓用)エアコンと呼ばれるもので、窓枠に取り付けるだけで大掛かりな工事は必要ありませんし、建物にねじ穴を開けるとうような作業もありません。「配管穴があけられない」「共有スペースに室外機を設置できない」というようなケースで使用する方が多いです。また、自分で取り付け可能なため、業者に依頼する必要もありません。
その他、穴があいたパネル(窓パネル)を使用することででも対処できます。
配管が長くなるとガス入れが必要?
規定以上の場合には必要です。
配管長15m以上、高低差15m以上の場合には追加補充が必要とされています。設置時に業者に相談しましょう。※量販店専用に作られている機種は異なる場合がありますので量販店、メーカーまたは取り付け業者に相談した方が良いです。
コンセント変えれば電圧も変わる?
変わりません。
電圧を変更(100V⇔200V)するには分電盤にて切り替えが必要です。コンセントに表記されている定格電圧はそのコンセントにきている電圧を示しているだけに過ぎません。
専用コンセントがなくても大丈夫?
原則、大丈夫ではありません。
エアコンは他の電化製品よりも大きな電力を使用します。そのため専用コンセント(回路)が必要になります。専用とは子ブレーカー1つをエアコンのコンセントで使用するという意味です。
専用コンセントが無い場合は増設(10,000円〜15,000円程度(標準))が必要です。特に量販店では専用回路のない部屋へのエアコン設置は行っていません。
※法律で決めっているわけではなく、業界としての動き。2.2kwのエアコンなら他コンセントも使用できますが、他電化製品との同時使用は禁物。
エアコンを設置する壁には下地が必要?
必ずしも必要ではありません。
注文住宅ならまだしも、多くの住宅では下地が入っていません。入っていない場合は間柱にビスを打ったり、ボードアンカーを使用して強固に取り付けます。しかし、20kg近くある室内機もあります。そのようなエアコンは下地がないと落下の危険があるため確認しましょう。
中古エアコン取り付け時、既存の配管再使用できる?
配管の状態と設置状況により業者が判断します。明確な(化学的な)交換基準もないため、メーカーも「業者の判断に任せる」という回答しかしません。交換を強要し高額な請求をする悪質業者もいるので注意が必要なことも。
雨の日は工事できる?
日程を変更した方がいいです。
施工する業者、雨の度合いにもよりますが、小雨でも業者も良い仕事はできませんし、エアコンにとってもよくありません。さらに、工事中に家の出入りを何回もする場合もあり、部屋が汚れる可能性もあります。
短い配管は延長できないの?
特別な理由がない限り延長しません。
延長方法には、ろう付け・専用部品(ユニオン)を使用 の2通りありますが、ガス漏れのリスクがある以上基本的には延長はせず、全配管交換になります。
配管が交換できない場合(隠蔽、先行配管)の場合は延長するケースもありますが延長分の配管費用だけでなく、延長工賃もかかります。
海近くのエアコンは塩害仕様じゃなきゃダメ?
塩害仕様のエアコンの方がいいでしょう。
海近くの引越しをして普通のエアコンを取り付けたら錆がすごいという経験をした人もいるのではないでしょうか?そのような設置状況も想定し、メーカーは耐塩害仕様のエアコン(室外機)を販売しています。
通常のエアコンも基盤やアルミフィンをコーティング、塗装することで対策できますが、塩害仕様のエアコンを購入した方がいいでしょう。
隠蔽配管のメリット・デメリットは?
メリットは配管が露出しないからスッキリ見た目がキレイ。基本的にはこれだけ。
デメリットは水漏れのリスク、工事費用が高い、故障時の取り替えに相当な費用がかかる、工事を断られることも少なくない
隠蔽配管でそのデメリットに気付くのは故障したとき、取り替えが必要になったときです。エアコン工事業者ではない(不動産屋等)は物件契約取得のため隠蔽配管のメリットしか伝えませんが、長期的に見るとデメリットの方が大きいケースが多いです。
自分で取り外したエアコンは業者が取り付けてくれない?
工事を受けない業者もいます。
素人の方が取り外したエアコンは適切に処理されていないケースもあり、取り付け後の責任問題を回避するためそのようなエアコンの工事は受けない業者もいます。
また、工事を受ける業者も「保証外」「部材は新規に取り替え」など条件つきのことも多く、結果的に費用が嵩むことがあるため、取り外し工事もエアコン工事業者に依頼することを推奨します。
古いエアコンは取り付けてもらえない?
断られることが多いです。
エアコンの寿命は標準使用で10年(メーカー指定)です。製造年より10年近く経過したエアコンの取り付けはあまり喜ばれませんし、場合によっては「断られる」、「保証なしなら」となることもあります。
古いエアコンを取り付けた直後に「壊れたから保証しろ」と言われても工事業者としてはたまったもんじゃありません。逆に言うと、リスクをちゃんと知っていてそれを伝えてくれるだけ良い業者だと思います。
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